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KJ建築設計事務所
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建築事例 #14 散歩道の家

散歩道の家~自然とつながるのどかな暮らし

アクティブなご夫婦に相応しい場所を探し、ここへたどり着きました。
交通のアクセスが良い割に、自然豊かな立地。川沿いの堤防道路から見える、のどかな場所です。

しかし、いわゆる”普通の敷地”とは少し異なり、細長い土地と、北道路という課題が。
それを克服しつつ、耐震等級3まで確保した住まいは、南北に長い敷地を最大限に生かせるよう工夫をこらしました。

人々が散歩する、のどかな堤防道路。
川のせせらぎや、鳥の声を毎日感じて暮らしてゆける、素敵な住まいになりました。

リビング

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南のリビングには吹きぬけを設けています。この物件は南面が隣地ですので、いつか隣に家が建ったとしても、日光が2階から入るよう考えられています。

2階の床を一部低くすることで、その光は増大し、視覚的にも窓が近く感じます。その効果で、ありがちな吹き抜けであっても、井戸の底にいるような感覚になりません。
この2階の窓から、自分だけの空を眺めることが出来るよう設計されています。

リビングには、TV棚と本棚も設けられています。棚はあえてアイアンで支えて、ペンダント照明と雰囲気を合わせてあります。





畳の間(リビング)

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フローリングのリビングに対し、寝転がってくつろぐこともできる、畳の間を隣接してつくりました。襖を閉め切ると個室としても使え、開け放てばリビングと一体。生活シーンに応じて自由に使い分けられる設計です。 襖(ふすま)紙には、ウイリアムモリス*の壁紙を採用し、木肌の色との調和に配慮しました。

*William Morris(1834-1896):英国人、デザイナー、クラシカル・テキスタイル、モダンデザインの父、壁紙デザインの第一人者。





キッチン



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キッチンは、こだわりのオールステンレス製。床の無垢材、壁の漆喰とともに「本物である」ことへのこだわりです。西にある中庭に向けてあるので、庭を眺めながら家事をすることができます。取り囲んでいる扉も、すべて無垢材で作られており、暮らしとともに味わいが増していく楽しみがあります。

キッチン収納の横には、あると重宝するデスクを設けています。キッチンの奥にも窓があって、ゴミ出しなどの「裏動線」もしっかり確保できています。

リビングの階段は、キッチン前から上がります。二階へ上がる子供にも目が行き届き、コミュニケーションができるような設計。 駆け上がっていく子供との会話シーンが目に浮かびます。





中庭デッキ

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西の中庭にはデッキを敷きました。中央にはジューンベリーの木を植え、樹、花、果実、紅葉と、四季を通じて楽しむことができます。

中庭側面に見える窓は浴室で、中庭へ出ることが出来ます。
夏にはここで、プール遊びも出来ますね。





二階ホール

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二階ホールは、本棚と収納を用意して、書斎代わりに使えるようにしています。それだけではなく、物干しスペースなど、様々な使い方に対応できる、便利な空間です。





子供部屋と寝室

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黄色い壁が特徴の子供部屋は、男の子でも女の子でもく使えるように、色や雰囲気を選びました。

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寝室は畳敷きです。
一部板張りにして、鏡台などの家具を置けるようにしてあります。
壁の色は、落ち着いた色調にしてあります。





洗面とトイレ


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洗面化粧台は、なんと「実験用流し」でつくりました。モザイクタイルとあわせたデザイン性とともに、大きな洗い物にも対応できる、実用性を兼ね備えています。

トイレの手洗いには小さなボールが用意されています。
壁のニッチ(飾り棚)は、筋交いを避けて設置されていて、構造耐力を落とすことなくデザインを実現しています。





人を優しく迎える玄関と廊下

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木製ドアで、「人を優しく迎え入れる」入り口に。
床は天然石を敷き詰め、自然豊かな敷地とのつながりを考えたつくりにしました。巾木(立ち上がりのコンクリート部分)までを同じ材で仕上げることにより、天然石の存在感がしっかり現れるようしています。

玄関を入ると、背の低い手作りの木製下駄箱があります。
壁の漆喰塗りとともに、柔らかい雰囲気を醸し出すよう配慮しました。小窓には、開いたときに中が見えにくいよう、アンテイークステンドグラスが可動式ではめ込まれています。

玄関からは、天然大理石モザイクの曲面壁にそって通り、リビングへの入り口につながります。廊下のドアにも玄関同様に、アンティークステンドグラスを取り付けています。




外観

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長い建物の中央を開き、そこへプライバシー空間を取るとともに、南北の屋根を分けて単調にならないよう配慮しました。外には木の塀や格子を設け、素材が時間の経過を経ていく様を見られるようにしてあります。

玄関横のシャッターには車庫があり、外から車が見えないよう配慮しています。建物ではなく塀にすることで、費用をかけずに、防犯とプライバシーを守ることができます。


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